
ラブドールに興味あるんだけど、保管とかが面倒くさそうで躊躇してる
・・・とお悩みのあなた!
安心してください。ラブドールの保管はとても簡単ですし、維持費とかも特にかかりません。
ただし、正しい保管方法を知らないとラブドールの劣化が早まったり壊れてしまうので注意が必要です。ラブドールは高い買い物ですから長く使えるように大切に保管したいですよね。
そこで今回はラブドールのおすすめ保管方法を5つ紹介します。
この記事の根拠僕はラブドール歴10年で、今まで色んな保管方法を試してきました。今回はその中でも特におすすめの5つの保管方法と、それぞれのメリット・デメリットを実体験から詳しく解説します。
ラブドールに興味があるけど保管が面倒くさそうで購入を迷っている方はぜひ最後までお読みください。
寝かせて保管
1つ目は仰向けに寝かせて保管する方法です。これが最もスタンダードな保管方法だと思います。メリット・デメリットを詳しく解説します。
メリット
- ボディへの負担が少ない
- 隠しやすい
ボディへの負担が少ない
仰向けで寝かせる保管方法は、重心が背面全体に分散されるため、ボディへの負担が少ない保管方法です。
ただし、硬い床などに直に寝かせてしまうと、お尻と上背部だけが接地面につくので、この2点に負荷がかかりボディが変形してしまいます。そのため、背中に低反発まくら・クッション等を挟む必要があります。ただし、クッション等をはさんでも長時間(1週間とか)寝かせておくと少し変形します。
隠しやすい
また、寝かせて保管するとベッドの下等に隠すことができるため、実家暮らしや家族がいる方にとっては特に都合の良い保管方法と言えます。まぁTPE製ドールの場合はゴム臭でバレる可能性高いですけどね。でもシリコン製ドールならベッドの下に隠せばまずバレません。
デメリット
- ブリード(油)が出やすい
- 汚れやすい
- 起こすのが大変
ブリード(油)が出やすい
仰向け保管は接地面積が大きいためブリードが最も出やすいというデメリットがあります。
※ブリードとは油のことです。ラブドールはゴムを柔らかくするためにブリードが使われており、長時間放置しておくとブリードが出てボディの表面が少し油っこくなります。人でいう汗みたいなものです。夏場は特にたくさん出るため最低でも週に一度はベビーパウダーで油を抑える必要があります。
ブリードが出やすいため、下に敷いているクッションやシーツが汚れやすいです。そのため、防水性の冷感ジェルマットみたいなものを敷くのがおすすめです。
汚れやすい
また、ラブドール自体にもホコリや汚れがつきやすいです。上にシーツなどを被せれば大分防げますが、それでもシーツの繊維が少しついてしまいます。
ホコリや汚れがついた場合はお風呂場で洗わなければいけません。間違ってもコロコロとかでホコリを取ろうとしないでくださいね。そんなことしたら皮膚が破れたり剥がれたりしてしまうので。
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起こすのが大変
あと、ラブドールは重いので寝かせた状態から起こすのは結構大変です。等身大ドールだと軽くても20kg、重いと30kg台後半くらいします。そんなドールを仰向けから起こすのはかなり重労働なので、腰を痛めやすいというリスクがあります。まぁマッチョの人は大丈夫だと思いますが、僕みたいは腕立て伏せ10回が限界の痩せ痩せマンには結構きついです。
座らせて保管
2つ目は座らせて保管する方法です。足を揃えて真っ直ぐ椅子やソファに座らせます(上のイメージ画像みたいな座らせ方はおすすめしません)。
座らせ保管は今回紹介する5つの方法の中では最もデメリットが大きいので、長時間の保管には向きません。あくまで一時的な保管方法として考えてください。
メリット
- 見栄えがいい
- プレイしやすい
見栄えがいい
座らせての保管は最も見栄えがいいです(完全に主観www)。本当にそこに彼女がいるみたいな自然な状態なので、ドールちゃんとの同棲生活を楽しみたい人や観賞用として欲しい人にはおすすめです。
プレイしやすい
あとはプレイしやすいというメリットもあります(これまた主観!)。ソファとかに座らせておいておけば、触りたい時に触れますし、そのまま押し倒して足を少し開けば即ハメ可能ですよ。
デメリット
- お尻が変形しやすい
- いすが汚れる
- 曲がっている部分に痕がつく
お尻が変形しやすい
一番のデメリットはお尻に大きな負荷がかかる点です。足をついたり、椅子の背もたれによっかかれば多少は負荷が分散されますが、それでもお尻への負荷は大きく、柔らかいクッション等を下に敷いておいてもお尻が多少凹んだりしてしまいます。
いすが汚れる
あとはブリードも出るので、座らせている場所が汚れやすいというデメリットもあります。なので下に汚れても大丈夫な防水性のマットなどを敷きましょう。
ブリードが出れば出るほどラブドールの体は少しずつ硬くなってしまいます。座らせて保管するとお尻からブリードがたくさん出て、だんだんお尻が硬くなってしまうので、長時間座らせた状態で放置するのはあまりおすすめしません。
曲がっている部分に痕がつく
また、長時間座らせておくと、太股の付け根や膝裏など曲げている部分にシワのような痕がついてしまいます。一度痕がついてしまうと完全には元に戻りません。
長時間曲げた状態にしておくと痕がついてしまうのは、肘なども同様です。注意してください。
立たせて保管
3つ目は立たせた状態での保管する方法です。足を肩幅くらいに開いて、ひざが伸びた状態で立たせます。
ちなみにこれは自立加工してあるドール限定になります。自立加工のオプション料金は大体5,000円くらいです(メーカーによる)。
メリット
- 痴●プレイしやすい
- 見栄えがいい
- 場所を取らない
痴●プレイしやすい
痴●プレイなど立ったままプレイしたい方は、立たせた状態で保管しておくとすぐプレイできるのでおすすめです。
見栄えがいい
また、立った状態での保管も自然で見栄えが良いです。座らせ保管同様に、そこに彼女がいるような自然な感じを演出できます。
場所を取らない
あとは場所を取らないので狭い場所に置けることもメリットだと思います。ベッドと壁の間とか、棚と棚の間とかに収まるので部屋のレイアウト的にはいいですよ。
デメリット
- 足裏が破損しやすい
- 床を傷つける恐れがある
- 足の関節に負担がかかる
- 壁が汚れる
足裏が破損しやすい
立たせて保管すると足裏に全体重がかかるため、足裏が破損しやすいというデメリットがあります。ラブドールの自立加工は足の裏に3つボルトが埋め込まれているのですが、このボルトの周りの部分が割れたり剥がれたりするんです。
対策としては、自立ボルトの高さを調節して足裏が地面から浮くようにしたり、下に硬くて薄いものを敷くなどがあります。
床を傷つける恐れがある
あと、自立ボルトはフローリングを傷つける恐れがあります。なので足に上履きなどの靴を履かせる必要があります。靴下を履かせてからの方が靴を履かせるのが楽になります。
足の関節に負担がかかる
また、ずっと立たせていると足首・ひざ関節に負担がかかります。
ひざを伸ばした状態で、肩幅くらいに足を開き、両足に均等に体重がかかるように立たせておけばそこまで神経質になる必要はありません。
ただ、片方の足に重心が偏った状態で長時間放置してしまうと、ひざの関節が緩んだり壊れたりしてしまって、立たせることができなくなってしまいます。特に30kg以上の重いドールの場合は注意が必要です。
壁が汚れる
ラブドールは自立加工してあっても完全に自立することはできません。フィギュアとかと同様に支えが必要です。なので立たせて保管する場合は壁などに寄りかからせることになります。
そうなると、お尻や上背部の接地面からブリードが出て、壁が汚れてしまいます。また、長時間寄りかかった状態にしておくとお尻や上背部に負荷がかかり変形する恐れもあります。
そのため、立たせて保管する場合は背中に低反発クッション等を挟んで壁とドールが直接触れないようにしましょう。
吊るして保管
最後は吊るして保管する方法です。吊り下げ用のフックを首につけてハンガーラックに吊るします。
メリット
- ボディに負担がかからない
- ブリードが少ない
- 部屋を汚さない
- 移動が楽
ボディに負担がかからない
一番のメリットはボディへの負担が少ないということです。どこも圧迫されないので、ボディが変形する心配はありません。
ブリードが少ない
どこも圧迫されないのでブリードが出る量も少ないです。もちろん全くブリードが出ないわけではありませんが、他の保管方法と比べるとブリードの量は少なくて済みます。
部屋を汚さない
ブリードが少なく、接地面もないため壁や床を汚す心配もありません。防水マットや低反発クッションなどを別途買わなくて済むのは大きなメリットです。
移動が楽
キャスター付きのハンガーラックに吊るせば、吊るしたまま移動できて楽ちんです。そのまま風呂に運んで洗うことも出来るのでメンテナンスも楽になります。
デメリット
- 骨格に負担がかかる
- 丈夫なハンガーラックが必要
- 見栄えは悪い
骨格に負担がかかる
一番のデメリットは骨格への負担です。TPE/シリコンのボディ部分への負荷はほぼありませんが、首の骨格にフックを付けて吊るすため、骨格には結構負荷がかかります。30kg以上の重いドールだと骨格が壊れてしまうことも。
そのため、完全に吊るすのではなく、足が地面にギリギリ触れる高さにラックを調節することをおすすめします。そうすると負荷が首と足裏に分散されて壊れるリスクを小さくできます。
ラックの高さ調節は結構難しいです。おすすめのやり方を以下にまとめておきます。
- ラックの下に薄いマット等を敷いておく
- ラックの高さを「ラブドールの身長+フックの長さ」より数cm高く調節する
- ラブドールをラックに吊るす
- 下に敷いたマットのさらに下に、薄いボードなどを入れていき、ラブドールの足が地面に設置するように床の高さを調節する
丈夫なハンガーラックが必要
また、ラブドールを吊るす場合は丈夫なハンガーラックが必要になります。少なくともラブドールの体重の5倍くらいの耐荷重のハンガーラックを買いましょう。
「なんで5倍の耐荷重が必要なの?」
と思うかもしれませんが、ハンガーラックの耐荷重ってバーにまんべんなく物を吊るした場合の耐荷重なんですよね。一点に重いものを吊るすことを想定していません。
ラブドールを吊るす場合はラックの1点に重さが集中することになるので、負荷が大きくなります。体重と同じくらいの耐荷重のラックではすぐに折れたり曲がったりしていまいます。だから最低でも体重の5倍くらいの耐荷重が必要なんです。
Amazonだと1万円前後で耐荷重100~150kgのハンガーラックが売っています。調べてみてください。これなら20~30kgのドールも安心して吊るせます。でも粗悪品もあるのでレビューとかをよく見てくださいね。あと耐荷重100kgを謳っていても、プラスチック製だと壊れるリスクが高いです。全てスチール製のものを選びましょう。
見栄えが悪い
あと吊るして保管する方法は、ヘッドを外さなければいけないので一番見栄えが悪いです。完全に「保管」って感じなので、常に鑑賞したい人には不向きかもしれません。
ヘッドを付けたまま吊るしたい場合は、専用のドールスタンドを買うという選択肢もあります(5つ目の保管方法)。
ドールスタンドで保管
5つ目は専用のドールスタンドで保管する方法です。これは「吊るして保管」のグレードアップ版みたいな感じです。メリット・デメリットを見ていきましょう。
※「吊るして保管」と被る部分は割愛します
メリット
- ヘッドをつけたまま吊るせる
- 簡単に動かせる
- 撮影向き
ヘッドをつけたまま吊るせる
ハンガーラックに吊るす方法と一番の違いはヘッドを付けたまま保管できる点です。
専用のドールスタンドには2種類の固定方法があります。1つは「首のジョイント部分を固定」、2つ目は「背中の穴に金具を挿して固定」です。どちらもヘッドを取り付けたままスタンドに固定できます。
首のジョイント部分を固定する場合は、吊るし保管同様に骨格に負荷がかかりますが、背中に穴を空けて金具を挿す場合は骨格への負荷はかなり軽減されます。
簡単に動かせる
2つ目のメリットは簡単に動かせることです。ドールスタンドは可動性が良いので、向きを変えたり上に持ち上げたりといったことが簡単にできます。筋力がない人でも重量級のドールを簡単に動かせるのはかなり大きな利点ですよね。
ちなみにドールスタンドの下にはキャスターがついているので移動も楽ちんです。
撮影向き
3つ目はポージングの自由度が上がることです。これは撮影したい人にとっては特に大きなメリットになると思います。
スタンドに固定したままなら簡単に動かせますし、片足立ちみたいなポーズで固定することも出来るので、ヒールの高い靴を履かせたりして色んな衣装・ポーズで撮影することができます。
デメリット
ドールスタンドが高い
最大のデメリットは値段が高いことです。7~8万円くらいします。ぶっちゃけ安いドールが1体買えちゃうくらい値段なので少し躊躇しますよね。
非対応のドールもある
あと全てドールに対応しているわけではないみたいなので、買う前にショップに確認しておくことをおすすめします。
【まとめ】吊るして立たせるのがおすすめ
5つの保管方法の特徴を以下にまとめます。
【保管方法】 | メリット | デメリット | ||
---|---|---|---|---|
寝かせる | 負担が少ない 隠しやすい | 油が出やすい 汚れやすい 起こすの大変 | ||
座らせる | 見栄えはいい プレイしやすい | お尻が凹む 曲げている部分に痕がつく 接地場所が汚れる | ||
立たせる | 痴●プレイしやすい 見栄えがいい 場所を取らない | 自立加工が必要 足裏が破損しやすい 足の関節に負担がかかる 壁が汚れる | ||
吊るす | ボディの負担はない 油が出にくい 部屋を汚さない 移動が楽 | 骨格に負担がかかる 丈夫なラックが必要 見た目が悪い | ||
スタンド | ヘッドを付けたまま吊るせる 簡単に動かせる 撮影向き | スタンドが高額 非対応のドールもある |
個人的におすすめなのは、足がギリギリ床につく高さのハンガーラックに吊るして保管する方法です。ボディや骨格への負荷が割と少なく、部屋も汚さないので僕はこの方法で保管しています。
ちなみに今回はあまり触れませんでしたが、巨乳のラブドールになると長期保管の間に胸が垂れるというリスクがあります。これはブラジャーをすればある程度防げますが、そうすると今度は肩にブラ紐の痕がついてしまいます。僕はブラをつけた状態でブラ紐を肩にかけずにラックに吊り下げることで、肩に痕がつかないようにしています。
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